【第9回】本日のカード (10/15更新)
現在デュエルマスターズは十王篇の各テーマも整い始め、過去のテーマでも
最新のクロニクルデッキで超次元ゾーンを利用したデッキが強化されたことで、
様々なデッキが組めるようになってきました。
そこで今回からは現在大会などで活躍しているデッキを紹介していきたいと思います。
今回は、恐らく現在一番強いと言われている「ドラグナー」デッキです。
《 ドラグナーデッキ 》
ドラグナーデッキとは
ドラゴン・サーガで初登場し、クロニクルデッキ「龍魂紅蓮譚」で強化された、ドラグハート・クリーチャーという、能力で超次元ゾーンからクリーチャーに装備されるタイプのカードを利用したデッキです。
このデッキは龍魂紅蓮譚で収録された新規カードによりかなり早い段階で動くことができ、上手くいけば2ターン目にはもう勝ち確定といえる盤面を作りさせてしまうのが強みとなっています。
主な動き
2ターン目に動くためのキーカードが《ヘブンズ・フォース》です。
コスト2の呪文で、コストが4以下になるように進化でないクリーチャーを手札から出すことが出来る、様々なデッキで使われる強カードです。
このカードで、龍魂紅蓮の新カード《爆龍覇 ヒビキ》を出すのが目標となります。そして、
1.《爆龍覇 ヒビキ》を出し、超次元ゾーンから《爆熱剣 バトライ刃》を装備
2.《爆龍覇 ヒビキ》はスピードアタッカ―を持っているのでそのターンに攻撃
3.《爆熱剣 バトライ刃》の効果で攻撃時に山札の上から1枚目を公開し、進化ではないドラゴンかヒューマノイドであればバトルゾーンに出す
というように怒涛の展開を作り出すことが出来ます。
《ヘブンズ・フォース》が引けない場合でも、1ターン遅れますが《龍装05号 イヴィルヴィ/イーヴィル・フォース》の呪文側でも同じ動きが出来ます。(この効果で出したクリーチャーはターンの終わりに破壊されますが)
最後の《爆熱剣 バトライ刃》の効果でクリーチャーを呼び出すには運が必要になりますが、ここで《勇者の1号 ハムカツマン蒼》というカードが入ることで成功率を高めることが出来ます。
《勇者の1号 ハムカツマン蒼》は火または自然のクリーチャーから革命チェンジ(対象クリーチャーの攻撃時に手札から入れ替えることが出来る能力)できるので、《爆龍覇 ヒビキ》や、もう一人のドラグナー《龍覇 グレンアイラ》にも対応しています。
そして《勇者の1号 ハムカツマン蒼》が場に出ると、山札の上5枚を見て、多色のクリーチャー1体を選んでデッキの上に置くことが出来ます。
このあたりの動きはわかりにくいのでまとめると
1.《爆熱剣 バトライ刃》を装備したクリーチャーで攻撃宣言
2.《勇者の1号 ハムカツマン蒼》の革命チェンジを宣言
3.革命チェンジと《爆熱剣 バトライ刃》の攻撃時効果の2つの効果が発動するので、先に革命チェンジを使用する
4.《勇者の1号 ハムカツマン蒼》の場に出た時の効果で山札の上5枚を見て、ドラゴンかヒューマノイドをデッキの上に置く。
5.《爆熱剣 バトライ刃》の効果で山札の上に置いたクリーチャーを出す
という流れになります。
効果で出すクリーチャーの候補としては、相手の手札を(ほぼ)全て捨てさせる《ニコル・ボーラス》か、低コストカードを全て無力化する《∞龍 ゲンムエンペラーz》が出せれば相手はほぼ何も出来なくなるでしょう。
ドラグナーデッキへの対策
《ヘブンズ・フォース》も《爆熱剣 バトライ刃》の効果で出す効果も全て召喚以外の方法でクリーチャーを出すので
《洗脳センノー》や《異端流し オニカマス》で止めることが出来ます。
また、最近注目されてきているのが《DG 〜裁キノ刻〜》です。
山札からマナゾーンからバトルゾーンに置かれるカードは代わりに山札の下に戻される効果を持っています。
これで《爆熱剣 バトライ刃》の効果を防ぐことが出来ます。またこのクリーチャーは無色なのでどのデッキにも入れられるのが魅力的です。
他に面白い効果としては《Q.Q.QX./終葬 5.S.D.》や《巡霊者メスタポ》等の「山札を見ることができない」効果です。
この効果が適用されていると《爆熱剣 バトライ刃》などでデッキの上1枚を表向きにすることが出来なくなるので、効果が使えません。
これは他にもマジボンバーで山札からは出せなくなったりガチンコジャッジで表にできなくなったり(表に出来ない場合コスト0として扱われます。
お互いに表に出来ない時は同点のなり裁定でガチンコジャッジを使った側のプレイヤーが勝ちます)と、意外と使いどころの多い効果です。
まとめ
いかがでしょうか。このデッキのキーとなる《ヘブンズ・フォース》はいたるデッキを高速化する要因となるので
規制される可能性が高いと言われていますが現行で最強の一角であることは間違いありません。
半面踏み倒しメタなどの対応策も多くあるので対策のしがいもあります。
ドラグナーを極めるか、環境トップを倒しに行くか、色々考えられるのもデュエルマスターズの楽しさだと思います。